2023年8月5日(土)、公園と共催でセミの羽化観察会を開催し20組60人以上の親子が集まりました。
夜の森。子どもたちにとっては普段おそらく来ることのない時間帯、見ることのない景色だったと思います。
だから興奮してもっと走り回るのかな、あっちこっち探し回るのかなと思っていましたが違いました。
セミの幼虫がゆっくりゆっくり移動するのをしゃがんで飽くことなく見続ける子どもたちの輪がいくつもできたのです。
じっと見続けることは観察の基本。「観る」あるいは「鑑る」を自然と行っていた子どもたち。興味と関心から発していることは間違いありません。
見続けていると何かしら自分なりの発見があったり、納得感を持つことができます。
そうするとセミの幼虫について「自分なりに語る言葉」を持つことができる。そこが大切。 「知る」とはそういうことなんですね。
子どもたちのセミを見つめる背中のなんと尊いことだろうと、少し遠くから眺めながらこちらもあらためて気づきと学びをいただく貴重な夜となりました。
セミさん、そして参加者のみなさん、ありがとうございました。
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